続いて、Dave の短いMCの間に Eddieが自らのカスタムメイドペダルボードに近付き、Alexのカウントで始まったのは A Different Kind Of Truth からの古くて新しい名曲 She’s the Woman だ!
スーパーリハーサルでは省略されていたイントロだが、Eddie はアルバムで聴ける通り Wah pedal を使い滑らかに導入する。
例えば、1976年のDemo音源で聴けるようなストレートなトーンも魅力ではあるが、ここまでオン/オフの音質劣化が感じられないWahトーンには脱帽だ。
そして、ここでも Wolfy が存在を主張する。
楽器や機材ではなく、指先こそが発するユニークなトーンと Alex のドラムサウンドが絶妙にマッチングして21世紀型 VAN HALEN のボトムをガッチリ固める印象だ。
その強固な基盤の上で Eddie のギターが雄叫びをあげ、Dave が吠える!
ブリッジ〜ギターソロパートになると、Eddie は水を得た魚だ!
良く知られたことだが、オリジナルのブリッジパートは Voodoo Queen に召し上げられ Mean Street として結実している。しかし、それが必然だったかのような完成度に新しい She’s the Woman は昇華している。
スタジオアルバムではギターを幾重にも重ね厚みを演出しているが、Wah pedal を使ったパートをメインにした演奏でも物足りなさを全く感じさせないのは流石だ。
伯父と甥のコンビネーションは最高!
最後のキメもバッチリで、会場は大きな歓声の渦に包まれる!