The Trouble with Never


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You Really Got Me を終えると息つく暇も与えないかのように Alex がカウントを刻み、カウント3で Eddie がグリッサンドを決める。
グリッサンドは既に Wah の効いたトーンで A Different Kind Of Truth からのブランニューソング The Trouble with Never だ!
この曲でも China Town 同様、いや、スーパーサウンドチェックで堪能した As Is もそうであったが、スタジオアルバムで聴かせるサウンドを超える密度でギターワークを駆使して魅せる。
それもたった1本のギターで!
オールドファンには一見 Eddie のギターに似つかわしくないと感じさせる Wah pedal の多用だが、この曲では既に必然であるかのように完成されているのが凄い。
Eddie は Wah pedal の使い手としても頂点を極めてしまったようだ!


猛烈な勢いでブリッジパート〜ギターソロまでを終えると、アルバムでの構成通り Eddie の素晴らしいフィードバックトーンを伴いながらバンドは一気にスローダウンする。
すると Wolfy のファンキーなベースが俄然聴衆を魅了し、会場のそこかしこから声援が巻き起こった。
Wolfy のトーンはブライトな輝きに満ちている。
その様子を笑顔で受け止めながら、今度は Dave がまたもや強烈な一点集中攻撃を炸裂させる。
これと決めた女性に、脇目も振らず一気に語りかける様子はスリル満点だ。
一体何を言ってるのか一割も理解できないが、これだけはハッキリ聴き取れた。
Dance the night away ?
会場に物凄い歓声が巻き起こり、リズムに乗ってDance! Dance! Dance! と叫ぶ声が盛り上がりを助長する!
そして、これが合図だったかのようにバンドはペースを復活させ、アルバム通りのエンディングで曲を締めた。

2 thoughts on “The Trouble with Never

  1. The Trouble with Neverこの曲が自分のマイベストなんですよね。
    リフワークの緩急のつけられたスピード感がたまらないです。
    世に速弾きギタリストは数多く居れど、JUMPのソロに代表されるような緩急を付けて弾くギタリストというのはあまりいないように思えます。
    そのパイオニアがエディーですよね!

  2. 523guitarsさん
    The Trouble with Neverは物凄くライブ映えする曲でした。
    で、この曲って多分コピーしてみると改めてスゴさが分かるのではと感じます。
    仰るようなEddie特有のスピード感だすの難しいですよね。
    そして、Eddieのソロって即興的に感じて、その実練りに寝られているというのがひょっとしたら数多のギタリストとの違いなのかも。
    以前Jose Arredondoのコメントを引用したことありましたが、彼も膨大な時間をかけて練っていることにビックリしてましたよね!

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