Pacifica #2


気まぐれEddie大先生のお陰で白熱した議論も交わさせて頂いておりますが、久しぶりにちゃぶ台シリーズをご紹介します。
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ご覧の通りYAMAHA Pacificaなんですが、レギュラーモデルでは見たことないタイプです。
その個性的な特徴にノックアウトされ某オクでゲットした個体ですが、前オーナーいわくYAMAHA Pacifica USA Customということでした。


何故かPacificaは琴線に触れるスタイルで、最初に触った912のWarmoth製ネックが感触良かったことも有り、機会があったら912あたりが欲しいと思っていました。
また、912やCUSTOMのジュラルミンプレートを用いボルトオンにも関わらずほぼ全てのスケールがボディから露出する特殊なネックジョイントは、サウンド面や強度面で問題が無いかわかりませんが、メカニカルな構造に目がない私にとっては試してみたいものの一つでもありましたし。
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一方、この個体やUSA、USA2、904と呼ばれる機種などはそうした特殊なジョイントではなく、普通のボルトオン・ジョイントになっています。
しかしながら、そうしたジョイントの場合多くは22フレット仕様になっているようですが、この個体では24フレット仕様となっていて、マニア心を擽る仕様になっています(笑)
更に、珍しいのはペグにSPERZELを採用しながら、Floyd RoseパテントのRM-PROIIIがマウントされていることが上げられます。
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通常のUSA、USA2や904などSPERZELを採用したモデルであれば、ブリッジはWilkinsonを採用している筈で、前オーナーの弁では交換したのではと言うことでしたがスタッドの痕跡などは見受けられず、最初からこの仕様でオーダーされたものと思われます。
例え、SPERZEL & Wilkinsonといえど、やはりナットで弦が引っかかってしまうのが気になる私にとっては、願ったり叶ったりの仕様です。
また、ネックにはWarmothの刻印は無いものの強烈にバーズアイが入った良質なもので、仕様からするとWarmoth社製だろうと考えることが出来そうです。
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ボディトップのキルト材はラウンド貼りになっています。
バックはMM EVHやWolfgangのように塗りつぶされていますが、アメリカってこうした仕様が好きなんですかね。
更に変わった仕様としてピックアップがEMGとなっている上に、なんとSUSTAINERがマウントされちゃってます!
因に、SUSTAINERは9V仕様です。
こんな仕様から前オーナーは「USA Custom」と称号した訳ですが、仕上げがけっこうアバウトなところも有り日本人が製作したと思えず、アメリカのカスタムショップが作成したものと睨んでいますので正解といえるのではないでしょうか。
そうそう、こんなレアな仕様からしたら驚きの低価格だったんです。しかも一撃で。
なんだか狐につままれたような気でいたんですが、チェックしてみて納得。
ネックに補修痕がありました。
でも、実用上はそれほど問題にもならずお気に入りの一本になっています。

3 thoughts on “Pacifica #2

  1. ちょいと忙しくしておりました~
    ギター・グラフィックの裏側にUSAのオーダーの広告が載ってました。
    これはネックが凄いですね・・・
    バーズアイ・・・もうじんましんに見えるくらい凄い!www
    じゃあこれは
    「Jean Machine Pacifica」だなwwwえ、?意味分からん??
    パシフィカのメカにジーンとする・・苦しい・・・

  2. TADさん
    コメント有り難うございます。
    つうか、命名有り難うございます!
    オーダーの広告ですが、先日拝見させて頂きました。
    ネック、凄いんですよ。
    きちんとリペアはされてるようなんですが、折れ補修がなければ最高なんですけどね。

  3. ども~。
    きちんと直してあればヨシ!としますwww
    資源は大切に!
    よく、ギター材としてのいい木材は1950~1960年代で採り尽された・・とか聞きます。余計に大事にしなきゃと思う次第であります!先生っ!!

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