Unchainedのエンディングが完全に消える前に、聞き覚えのあるSEが炸裂!
そう、1978年世界を揺るがした VAN HALEN 登場を高らかに告げる1stアルバムのトップを飾る Runnin’ With the Devil だ!
SEと交代で Wolfy のベースが会場を揺さぶる。
これは凄い、マジで凄い
思わず、Dave が Bass Guitaaar !!! と唸る。
A Different Kind Of Truth の The Downtown Sessions では Wolfy に注文をつけていたが、それを乗り越えたようだ。
そして、それに呼応するかのように Alex のドラムが絡み、Eddie のギターが咆哮する。
ハンドマイクとマイクスタンドに戻った Dave のボーカルは好調だ!
通常1日置きの公演サイクルだが、直前のTacoma公演の前に3日のブレークがあったのが功を奏したか、ノドの調子も良さそうだ。
Eddie はお得意のハーモニクスフレーズを決め、トリルを絡めバッキングをスリリングにする一方、ソロでは甘美なトーンで会場を包む。
そして、会場を一体とさせるコーラスが素晴らしい。
Michael Anthony のそれはかつて VAN HALEN の代名詞の一つだったが、今や完全に Wolfy がそれを過去のものとした。
Eddie とのアンサンブルは声質のマッチングも申し分なく、かつ Dave のボーカル領域を侵食し過ぎない。
最早バンドと会場は完全に一体となった。