Unchained


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Daveの Let’s Go ! を合図に、今回のツアーですっかりお馴染になったEVH Wolfgang Stealthに併せたのかのような黒いシャツ、パンツをまとったEddie Van ‘Rock Star’ HalenがFair Warning(邦題:戒厳令)のアナログ盤B面トップ Unchained のスーパーリフを刻み始めた!
健康問題が報道されたこともあり、一抹の不安を抱きながらコンサートに臨んだことなど軽く吹き飛ばしてくれる勢いで曲は進んでいく。
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今回のツアーではプロユースでないカメラなら自由に画像、映像を捉えることが出来るのはファンにとって最高のプレゼントだ!

pre-showのスーパーリハーサルでも再認識できたが、A Different Kind Of Truth で聴けるブッ飛びベースが間違いなくWolfyのそれであることを感じさせる、若さ漲るプレイがバンドを覚醒させている。

そして・・・


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やはり、なんといってもDaveの存在感が凄まじい!
マジカルナイトを彩るには欠かせない存在であることをRogers Arenaに集ったファンに強く印象付けてるのを膚で感じる。
日本では余程のオールドファンでない限りDaveが躍動するVAN HALENを生で堪能したことが無い筈で、私自身彼らがアルバムデビューからのリアルタイムファンであるものの78年、79年の来日コンサートに立ち会うことは叶わず、二度目の来日から丁度10年が経過した89年からの参戦組みだ。
しかし、そこには既にDaveの姿はなく、’Red Rocker’ Sammy Hagarが加わりVAN HALENに新たな歴史を刻んでいた。
Sammyならではの歌唱力を活かしたVAN HALENも魅力的ではあったが、今にして思うとEddieの特徴の1つであるパーカッシブなリズム&リードプレイに呼応することが残念ながら出来ていなかったように感じる。
Van Halen IIIとそのツアーに参加したGary CheroneはSammyよりもEddieの本質に対応することは出来たが、しかしDaveのような毒気に欠けていた。
声質、出立ち両面で。
今、眼前でDaveがいるVAN HALENを観ると、やはりこれでなくちゃダメなんだと強く、ホントに強く想う。
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さて、曲に戻ろう。
スーパーリフでお馴染Flangerのスイッチを踏むのは勿論、時折Wah pedalを効果的に使ってくる。
しかし、このWahが絶妙。
オン/オフでの音質劣化がどうして感じられないんだろう。
相当な試行錯誤を繰り返して到達した境地なんだろうけど、ひたすら感動的だ。
流れるようなギターソロを炸裂させた後、バンドはジャム状態に突入する。
ここで感じるのはWolfgang Van Halenの存在だ。
Michael Anthonyとはプレイの次元が違う。
でも、次元とはテクニックとかそういったことではなく、Alex、EddieとのDNAが生み出しているかのような一体感だ。
ここに到達する迄には想像もつかない程の練習、セッションが有ったんだろう。
それが着実に結実している。
Eddieのプレイに戻ると、Unchainedのオリジナル発表時には考えられなかったフロントPUも効果的に使って曲を彩っていく。
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1曲目から完全にノックアウト状態でコンサートは始まった。

6 thoughts on “Unchained

  1. やっぱ、デイブっしょー!
    『炎の導火線』をリアルタイムで聞いていた者は、
    これぞ!『VAN HALEN』っておもいますなー!!

  2. かなり熱が伝わってきます!
    オープニングでUNCHAINED…、これは一気に燃えますねぇ♪
    来日が待ち遠しい!
    続報も楽しみにしてます♪

  3. Peyasatoさん
    やっぱり、Daveっすね!
    Sammy、Garyもそれなりに感動はしましたが、Daveは次元違いました。
    そう、Daveあってこそ『VAN HALEN』だと思います。

  4. EVHホッシーノさん
    Unchainedがオープニングというのはマジ燃えますよ。
    一気にきます。
    早く来日して欲しいですね!

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