Romeo Delight


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She’s the Woman が終わると一瞬の間を置き Eddie が Stealth のE-6弦に火を放ち、間髪を入れず右手人さし指でE-6弦12Fをタッピングする!
早くもエンジン全開モードで Romeo Delight 炸裂だ!
VAN HALEN のアルバムにはギターキッズのハートを鷲掴みにするクールに疾走するキラーチューンが必ず存在する。
それは、例えば I’m The One のようにアメリカンマッスルカーのビッグブロックV8が地響きを上げ爆走するような強烈なブギーチューンであったり、Eruption はまるで Monaco GP でモンテカルロ市街地サーキットを疾走する F1 マシンの咆哮のようだし、Light Up The Sky はスタート合図でドライバーが自分のマシンにかけ寄りエンジンをスタートするル・マン式スタートのレースを連想させる。
つまり、VAN HALEN流疾走チューンにはアメ車的豪快チューンとヨーロッパ車的颯爽チューンがあるということだ。
そして、Romeo Delight はその後者の代表的なチューンだと思う。
この曲を21世紀にライブで堪能できるとは本当に素晴らしい!


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Eddie はここでも Wah pedal を効果的に使ってくる。
それも、リフを完璧に弾き飛ばしコーラスをキメながら難なく!
G-3弦のピッキングハーモニクス+アーミングも派手に決めてくる。
Alex は鉄壁のリズムを刻み、それに呼応するかのように Wolfy も Alex とのリズムを完璧に調和させながらハイトーンコーラスをキメまくる。
しかも、ベースラインに加えられた Wolfy 独自の解釈がカッコイイ。
そして、この曲にはこれしか有り得ないと感じさせる Dave のボーカルは最高だ。
Eddie がソロに突入すると Alex と Wolfy もバトルモードだ!
あまりの凄まじさに鳥肌が立つ。
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V12エンジンを全開にしたかのようなギターソロが終わるとブレイクセクションに突入する。
このセクションはラストの爆発に向け拡散したエネルギーを集約させる。
まるで、レースにおける給油やタイヤ交換のピットインだ。
ライブではその集約感が最高にカッコイイ!
Alex がハイハットを刻み、Wolfy はベースを静かに唸らせ、ピックアップをフロントに切り替え、クリーントーンでフレーズを繰り出す Eddie に Dave が絡む。
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そして Dave の鼓動を伺い Stealth の鼓動をにこやかに披露する Eddie といったら・・・
表現のしようが無いほど愛らしい。

6 thoughts on “Romeo Delight

  1. えでいさん、どーもです。
    言葉にできないほど興奮してたんですが、徐々に頭を整理してます。
    行き過ぎな表現もあるかもですが大目に見てください。

  2. いつも貴重な情報をありがたく拝見させていただいております。
    昨日、本家のサイトを覗いていましたら、
    何やら、アンプヘッドのリミテッドバージョンが出る様です。
    カラーがドンズバの赤・白のストライプです。
    50wのヘッド購入を検討していましたが(山野さんの回答では、今注文すると到着は秋から冬になるそう。。。)、
    非常に嬉しい悩みが増えました!!!
    これからも貴重な情報を楽しみにしています。

  3. タカさん、コメント有り難うございます。
    5150 III Limited Edition Half Stackですね!
    数日前にEVH Gearのfacebookとかに投稿されてました。
    あれってNAMMに出てましたね。
    カッチョイイですけど、$5,150という価格設定がこれまた素敵過ぎ(笑)
    先ずはコンサートレビューを続けたいと思っています。
    懲りずにご覧下さい!

  4. こんばんは。
    さきほどはBBSでお返事を頂き、ありがとうございました!
    小生はライヴレビューの続きが待ち遠しく、貴ブログのフィードを何度も確認している次第です。
    また、もしお時間があれば”As Is”の詳細レビューをお願いできればと存じます。(「レビュー番外編」のような形でも・・・)実際の演奏はCDとどう違うのか、D2Hをどこで使用しているのかなど、お聞かせ願えませんでしょうか。

  5. SHOさん、コメント有り難うございます。
    拙ブログご覧頂いてたようで嬉しいです。
    というか、ライヴレビューが思うように進んでなくてスミマセン(汗)
    慌てずお待ち頂ければ助かります。
    As Is
    可能であれば詳細レビューしたいところですが
    当然ですが写真もありませんし、全ては脳内記憶だけなんです。
    実際の演奏は・・・、もうCDと同じといっても過言では無いと思います。
    もうあの通り!という感じ。
    いや、他の楽曲と同様更にワイルドに進化していると言ってもイイかも。
    D2Hはそりゃもう物凄い使いまくりでしたよ。
    想像を超えてました。
    テンポが変わるところや、リフが変わるところでは必ず触ってるみたいな・・・
    レバーをチョット回して押したり上げたり、そりゃもう壮絶でした。
    自分でコピーしたりしていればもっと具体的にどうだと言えるんでしょうけど、あの演奏見たら完全白旗モードです。

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