Eddie Van Halen 35th Anniversary Seriesリポート第二弾はFlanger Pedalです。

実を言うと、Eddie Van Halen 35th Anniversary Seriesが発表になった時Wah Pedalには大きく惹かれゲットを決心したものの、Flangerについては躊躇していました。
79年二度目の来日を象徴する本邦初公開のFloyd Roseをマウントしたバンブルビーに当時激しく惹かれはしましたが、同じカラーコーディネートのギアに縁がなくEVH95 Wahのみというところに若干違和感を感じていたからかもしれません。

しかし、ヒデェＶＨさんから「Flangerを個人輸入するが一緒にどうか？」とご提案頂いた時、気持ちが大きく動いたのでした。
結果的にゲットした事は正解だったと大満足しています。

アウトライン
2013年はVan Halenがアルバムデビューした1978年から35年目に当たり、DUNLOP社が35周年を祝い同社のEVHシグネーチャエフェクターシリーズの限定版をリリースしました。
その中で、通常白地にブラックラインがあしらわれるMXR EVH117 Flangerの35周年世界1000台限定版が、35th Anniversary Wah Pedal同様特徴的な赤白黒を纏ったこのモデルです。
機能的にはMXR EVH117 Flangerをそのまま踏襲し、レギュラーモデルのMXR M117R Flanger同様４つのコントロールに加えEVHスイッチが搭載されています。
このEVHスイッチを使うと、各コントロールの位置決めが困難だった “Unchained” のフランジャーサウンドを手軽に得る事が出来ます。

パッケージ
EVH 35th Anniversary Seriesはそのパッケージから特別仕様となっています。
通常版のMXR EVH117 Flangerと比較してみましょう。

外箱裏面には「EVH 35 FLANGER SPECIAL EDITION」の文字が誇らしげに配置されています。

取説も流用ではなく専用のものが封入されていました。

そして、限定ナンバーが記載されたカード

この個体は 02xx/1000でした。

アピアランス
通常版MXR EVH117 Flangerと並べ比較してみました。

個人的には、Frankenstein同様通常版の白黒の上に赤をオーバーコートするように仕上げる拘りがあったら最高だったのにと感じたりもしましたが・・・

エフェクタ本体の動作モードを表すレッドLEDインディケーター、EVHスイッチの動作モードを表すオレンジLEDインディケーターに変化は有りません。

インプレッション
レギュラーモデルとトーンに違いは無く、Eddieファンなら必ず欲しいエフェクトサウンドが簡単に得られます。
MXR EVH117 FlangerはEddieファンならずとも個性的なFlangerトーンを得たいギタリスト必携モデルかと。

サウンドには関係ありませんが、ウチのレギュラーモデルからはバッテリーボックスの構造が変更されていました。

レギュラーモデルはバッテリーの蓋が取り外せる構造でしたが、限定モデルではヒンジがついた閉開式になっています。
それと、実を云うとウチの個体ではエフェクター内部のバッテリーを保持するケース部分の大きさがバッテリと合わず、そのままではバッテリを内蔵する事が出来ません。
基本的にACアダプタで使用しているからクリティカルな問題ではありませんでしたが、これも解決されていました。
ウチの個体は出荷初期モデルで、レギュラーモデルでも既にアップデート済みなのではと思いますが。

何れにしても、Eddieファンであれば持つ事の喜びは十分得られる逸品です。