Modifying Floyd Rose #2


こちら未だ詳細を紹介していない Peavey Wolfgang CustomShop “Black Violet” ですが
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いつの間にやら入手後1年以上経過してしまいました。
ようやく弦が切れ(?)、これを機にFloyd Rose LIC ユニットに手を入れましたのでその報告など。
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CustomShop #2 と同じくな Gold-Plated Floyd Rose LIC はかなり珍しいかと。
こちらは、ブリッジユニットを外された様子…
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さて、この CustomShop製Wolfgang なんですが、入手した3本の個体全てに共通した仕様としてアームハウジングのナットに特徴があります。
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ご覧頂いて分かるでしょうか?
そう、1st Year 等のユニットに採用されている割れの入ったロックナットでなく、通常のナットなんです。
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入手したCustomShop製Wolfgangはこれが全て締め上げられていて、ハウジングがベースプレートに確り固定されていました。
というか、ロックナットでは無いので締め上げなければ使用しているうちに抜け落ちちゃうでしょうね。
実際に Peavey Wolfgang をお持ちの方はそのようなセッティングが多いのでは?と思いますし、記憶を辿るとそもそもファクトリーセッティングがそうなっていたのではと。
例えば 1st Year はロックナットという仕様になってはいるものの、それがFRT-5の初期ユニットのように機能しないのが曲者で、となれば締め上げるしかありません。
そして、ハウジングを固定すると言う事は、シンクロユニットのようにアームを適当なところまでネジこんで使うということになるんですが、これがどうにもスムーズじゃなく使用感が悪い。
これの解決策として、EVH Wolfgang に採用されているようなアームに変更すると云うものが有り、これまで私もそうしてきましたしそこそこ満足できる解決策でした。
しかしGold-Platedだと質感の違いもあり、ここはオリジナルのアームを使用して解決することを思い立ちました。
今回のCustomShop製だと、先ずはナットを初期のロックナットに変更。

ココでTips
手で廻す事が出来るロックナットを、その名の通り機能させる為にペンチなどでプレスし割れの間隔を狭くします。

これでレンチを使用しなければ廻せなくなり、Replicaのようなユルユルセッティングでもナットが抜け落ちる心配が無くなります!
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これは、パーツを余す事なく使用しユルユルセッティングとしたところ。

ところで、この状態だとそれこそPeavey Wolfgangマニュアルに記載されているような、アーム先端で1インチ以上グラグラする Eddie 仕様となります。
いくら何でもこれはチョット・・・という方も多いでしょう。
私も同じくです。
で、それは何故かと考察を進めます。
1st Yearのアームユニットと80年代 Vintage Floyd Rose FRT-5のそれを比較してみました。
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上段がFRT-5のアームユニットですが、金属ワッシャーの1枚に違いがありました。
FRT-5では突起を付け緩み止めとしていますが、Peaveyでは湾曲させバネ特性を持たせてあります。
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このワッシャーの存在が気持ちイイセッティングを阻害しているのです。
そこで、このワッシャーを取り外してみたところ望んでいたセッティングが得られました!
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