Jose Arredondo


21世紀型VAN HALENのニューアルバム発売日が待ち遠しい今日この頃ですが、今回のレコーディングで伝説のPlexi Marshallが復活しているらしいという情報があります。
そんな伝説のアンプに関して、既報のNeil Zlozower撮影の写真集で興味深いものを発見しました。
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発見したのはこちらのページ
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Jose Arredondo氏のコメントです。


Julie先生のお力を借りて解析に挑みました。

I first met Edward in late 71 or early 72, and I saw a kid with a baby face.
Ed had some kind of respect for old people, which was something I liked in him, and he was always smiling.
When people are born with something, it’s easy to see.
As soon as I saw him play, I could tell he had fast lingers.
I had been working with many groups, like the Monkees, the Rolling Stones, and Steppenwotf, and I saw his control immediately.
My first vision of him was that he played differently from other people, and it was so clear when he moved his fingers.
Now I can’t tell you how many kids come here and say,
“I want to play like Eddie Van Halen.”

最初にエドワードに会ったのは71年終わりか72年最初あたりで童顔な少年だったんです。
エドにはどこか年配者を敬う礼儀があって、そういうところも彼を気に入る要素になったし、その上彼はいつも笑みを絶やさなかったですね。
人が生まれつき何かをもっている場合、それは見分けやすいものじゃないですか。
彼のプレイを見るや否や、彼が早弾きできる腕を持っていることが分かりました。
モンキーズ、ローリングストーンズ、ステッペンウルフなどの多くのバンドと仕事をしてきましたが、早速彼の腕前にやられたんです。
最初に目を見張らされたのは彼が他と違ったプレイをしたことで、それは彼が指を動かしたとたん明らかでした。
今、どのくらいのキッズたちがここに来てこう言うことやら・・・
「エディヴァンヘイレンみたいにプレイしたい。」


I call Edward an innovator because he was the first guitar player who used the guitar more than just as an instrument to play typical rock music.
He started to use his special technique.
God had given to him something entirely different, and this I want to emphasize.

私はエドワードを革新者と呼びます。
ギターをありきたりなロックをプレイする楽器としてだけでなく、初めてそれ以上のものとして使ったギタリストですからね。
彼は自身のスペシャルテクニックを使い始めました。
神は全く違う何かを彼に与えたんだ。それをここで強調したいんです。


I had a big problem with cancer, but in 1980, Eddie asked if I could join him on tour.
We spent a few days together, and that was the first time that I really felt like he was some kind of angel for me, because we talked so closely together with an open heart about life and situations.
I also learned how tough it could be to become a big guitar player, all these things I didn’t really know.
I used to say, “Oh, rock music is just for fun.”
But then I found out that one song played for five minutes takes months of rehearsal, so many hours and days.
The band finished here at the Inglewood Forum, and I came back and I was so happy.
It was the best medicine, instead of that pill I had to have every day.
That was the best I ever felt in my life.

1980年、エディが私にツアーに参加してくれないかと頼んできた時、私はガンを患うという大問題を抱えていました。
2〜3日一緒に過ごしましたが、その間心を開いて人生や状況について親密に語り合え、彼を天使に感じるような生まれて初めての時間を得られました。
それと同時に、これまでこういうことは全然知りませんでしたが、ギタリストとしてビッグになることがいかに大変か分かりました。
私はいつもこう言ってたんです。「ロックってもんはただ楽しけりゃいいんだ」と。
でもそれで私がわかったことは、1曲5分の歌が数ヶ月ものリハーサルをかけていること、つまりとても沢山の時間と日数がかかっていること。
バンドはここイングルウッドフォーラムで終え、私は戻りましたがとても幸せでした。
毎日飲まなければならないどんな薬よりも良薬だったと思います。
これまでの私の人生の中でベストと思えた時間でした。

注)こっからが佳境です。

Edward gave me a compliment that was better than if he had given me money or jewels.
He said,
“I became number one in rock music maybe because I play different, and create different stuff, but I never could do it without this man, Jose, because he modded and blended and made the amplifier the way I wanted to make it.”
And that was a really nice compliment.

エドワードが私にどんなお金や宝石にも比較にならない賛辞をくれました。
彼は言いました。
「他とは違う弾き方をするし、違うものを制作するからロックミュージックでたぶん1番になったけど、いずれもホゼがいなかったら成しえなかったこと。彼は実際に作って欲しいと思うアンプを試行錯誤の末に作ってくれたから。」
これは本当に凄い賛辞です。


We’d been working very hard to get the sound he wanted.
Don’t think this was a couple months … one year to another, I came up with something that became much better as we modified it, a little bit of this and that.
He started to find that the amplifier had a different kind of sound than before, and he used that sound in the way he wanted Mainly, we tried to keep the amplifier with the early sound of the Marshalls.

彼が望む音をつかめるまでは大変でしたよ。
2〜3ヶ月とかのレベルじゃなくて、1年とかそれ以上かけて、小さなモノを積み重ねながら、更に良くなるように一緒に改造を施していきました。
彼はアンプが以前とは違う音になっているのに気付き始め、その音を好んで使用するようになったんです。
そして、その初期マーシャルの音をキープできるように心掛けました。


Edward said,
“I want a clear sound where I can feel the fingerprint on the string. But at the same time, I need a ballsy sound that everybody can feel in the stomach and the chest.”
And I said,
“Well, I think I can make something that can go through the skin. They will feel it inside.”
Jose Arredondo

エドワードはこう言ったんです。
「弦から指先を通して感じることができるようなクリアな音が欲しい。でもそれと同時に腹や胸に感じさせるガッツある音も必要なんだ。」
私は答えました。
「それじゃ、皮膚をすり抜けることができるものを作れると思うよ。みんなが内側に感じられるようにね。」

ホゼ・アレドンド

以上ですけど、いや〜エディってホントは良いヤツなんですね〜
って、違う違う
最近のインタビューでは、伝説のPlexi Marshallことベイビーについてストックのままだったなんて抜かしたりしてましたが、得意のホラ吹き病は健在のようで。
1980年という数字が登場しますが、Women And Children Firstツアーということになるでしょうか、その頃までイロイロと試行錯誤しながら改良していった様子が語られています。
そんな至宝のベイビーがニューアルバムでも炸裂していることを期待したいです!

2 thoughts on “Jose Arredondo

  1. うわお!!
    やはりそうでしたか!
    これは興味深い内容の記事でしたね。
    情報ありがとうございます。
    後は、新譜を聞いてどの曲が伝説のマーシャルサウンドかみんなで言い合いっこですな。(笑)
    余談ですが、5150Ⅲアンプを買っちゃいました。
    まだ自宅音出しですが、それでも怪物ディストーションは間違いなかったです。

  2. えでいさん、コメントありがとうです。
    いや〜、ホントに興味深い内容なんですよね。
    新譜で伝説のマーシャルサウンドが炸裂してることを期待して止みません。
    そして、5150Ⅲゲットおめでとうございます!
    私も暫く前にヘッドをゲットしていたんですが最近ようやく鳴らし始めました。
    それと、実は今回のエントリーに関連するヘッドもあるんです。
    これがまた凄くて・・・

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