コインその1


謎が謎を呼ぶFrankensteinのコイン
一体何のためにEddieはコインを自身のメインギターに取り付けたのか・・・
真実にたどり着くことは限りなく難しいこととは承知の上ですが、少しでも近づくために観察したり考察したりしたいと思います。
二つのビスで固定されたコインには他に二つの穴が開けられています。
Frankensteinをチェックするまで知らなかったのですが、いずれもコインの穴と同径でボディにも穴が開けられていました。
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角度を変えて・・・
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これは一体何を意味するのでしょうか?


こちらの方が穴の様子が分かりやすいでしょうか・・・
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コインの穴より、ボディのレリック処理の凄まじさが目立ちますか(笑)
この穴の状況を考えると、何らかの意図を持って位置決めをし取り付けたものと推察されます。
固定した位置関係からはコインがFloyd Roseに接することは不可能であり、例えばビスを一つ取り外しコインを回転させればFloyd Roseのベース・プレート下に到達させることは可能ですが、だとすると二つの穴の説明が不明瞭になります。
ベース・プレート下に潜り込ませるために外すべきビスの頭は他方よりも若干つぶれたようになっていて、レリック処理が完璧だとすれば外したり、締めたりしたと考えられないことはありません。しかし、コインを回転させたような痕跡はレリック処理でなされていませんし、コインは思ったより確りと固定されています。
したがって、コイン単体でFloyd Roseユニットに何らかの設定を与えたとは考え難いと感じます。
一方、二つの穴を直線で結ぶとFloyd Roseの方を指すことは何らかの意味があると感じますし、ネジ止めの位置が直交方向にあることから二つの穴を結ぶ直線上に異物を置きたくなかったと考えることが出来るのではないでしょうか。
以上からすると、コインは二つの突起を持った何らかのパーツを取り付ける際の、ジグ及び台座だったと考えるのが自然のような気がするのですが・・・。

4 thoughts on “コインその1

  1. 治具ですか~
    ここに付けるとなると、やはりフロイドの高さしかなく
    ベタ付けだと高さは一定で測る必要もない・・・と言うことは~
    「一時フローティング状態」で使ってた!?

  2. ちぃさん
    フローティングに挑戦していたというのも考えられないことではないですよね。
    例えば弦交換時などの位置決めのための治具か、或いはフローティングとベタ付けを切り替えられる治具なんて考えたりすることはできるんじゃないかと・・・

  3. Kohsukeさん
    このエントリーの仮設はあくまでレプリカが100%オリジナル通りであると仮定したことに立脚したものでした。
    レプリカにスタッドを打ち変えた痕跡はありませんし、当初からスタッドが現在の位置にあったとするとコインの役割が不明ということだったんですが、時代考証は全くしておりませんでしたので私のミスですね(汗)
    このエントリー作成後某所の掲示板でこの件に関し熱く激論もさせて頂きました。
    コインはフロイドローズの高さ調整か何かが目的で下に挟むものであったことは間違いありませんね。
    しかし、Eddie関連は色々と楽しめますよね(笑)

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