B.C.Rich Bich #1


今回はチョット変わったコレクションを・・・
1990年頃に入手したB.C.Rich Bichです。
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コア+ウォルナット+メイプル+ ウォルナット+ コアという構成のこの個体は、シリアル番号が834xxでVintage B.C.Rich Maniacs!さんを参照すると1980年製のようです。
遠藤閣下のお導きにより入手したもので、セカンドユーザーになります。


Bichといえば、桑名正博さん・・・いやいやAerosmithのJoe Perryが有名ですが、1PU・1ToneのFrankensteinと対局を為すコントローラーの沢山付いたギターです。
高校時代、Joe Perryはギター・アイドルの一人でなんだか意味不明で格好良いBichにも必然的に憧れていましたが、当時は新品価格でやはり60万円強のギターでしたから、カタログを穴が開くほど見るコトくらいしか出来ませんでした。
時は経っても想いは断ちきれず、たまたま新品価格の三分の一程度で購入する機会が得られたので思い切ってゲットしました。
Bichというとコア+メイプル+コアという構成のイメージが強いですが、EagleやMockingbirdのようにネックとウィングの間にウォルナットをサンドしたこの個体はチョット珍しいかも知れません。
ウィングのコアには綺麗に虎杢が入っています。
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やっぱり、B.C.Richはコアが使用されていないと美味しくないですね。
ネック・スルー・ボディのネック幅が広いときのお決まりで、ヘッドの上側がスカーフジョイントされていますがサイドの継木はありません。
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4弦、2弦のペグの上辺りでジョイントされているのが分かるでしょうか?
木目をみると、かなり似通っていますから同じ材からは取ったように思えます。
Bichの特徴である4弦〜1弦の複弦を通す穴の様子と、グローバーの109がオールド・タイプなのがよく分かります。
そういえば、以前フェルナンデスのコピー・モデルを所有していたのですが、ヘッドの付き板の厚みが違うのが印象に残っています。
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B.C.Richといえば、元祖ヒールレス・カッタウェイで有名ですが、全て手作業で削り出された造形はバック・ビューも何とも言えぬ雰囲気を醸し出します。
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オリジナルのBichにはギターの扱いにも気を配った心憎い処理も施されています。
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ご覧の通り両ウィングのエンド端には、ギターを立て掛けたとき滑らないようにゴム足が取り付けられています。
こんなところも紹介しておきましょう。
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トラスロッド・カバー以外のところの退色が凄い!というのも目立ちますが(笑)
それより、トラスロッド・アジャスターボルトの細さと隙間の無さ!
当然のごとくボルトはインチサイズで、サイズ的にはギブソンなども同じのがあるかもしれませんが、隙間の無さは凄いです。
で、調整には専用レンチが必要なんです。
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OLD B.C.Richを購入する際にはこのレンチが付属するかをご確認することをお勧め致します。
最後に、Eddieへの結びつけを・・・
Joe Perryもその昔Eddieにライバル心剥出しの時期がありました。
Aerosmithを脱退後The Joe Perry Project名義でリリースした「Let The Music Do The Talking」に収録された「Break Song」なんて、私にはその現れと感じるんです。
ということで、Joe Perryからの無理やりこじつけでした(笑)

6 thoughts on “B.C.Rich Bich #1

  1. いやはや・・・
    色々勉強になりましたよwww
    角に気配りがあったなんて・・
    再生の参考にしま~すww(8000円のですが(爆))
    帰ったら私信します♪

  2. ああ~美しいワンピース!そうですよ!桑名、桑名正博ですよ!
    自分のイメージでは!あの人の実家が、自分の地元なんで以前家の近くで捕まえて聞いたことがあるんですよB.C Richのことそしたら
    ツアーで盗まれて捜しまくってたら質屋にあったんでそこから買い
    なおしたって!当時は5本所有してたが金は6本分はらったんやぞうぉ~!て怒ってました!
     
    すいませんエディの話ゼロで(爆)

  3. うはっ!大阪エディさん・・
    >近くで捕まえて聞いたことがある
    スゲー!wwww
    当然セクシャ~ルウ~゙ァイオレット♪って歌って近づいてくれたんでしょうねwww
    冗談はともかく。面白ネタアリガトウございました~w
    Frankenさんはビッチ以外はいかないのかニャ?

  4. TADさん、大阪エディさん
    コメント有り難うございます。
    そうなんですよね、とりわけBichというと真っ先に思い浮かぶのが桑名正博御大でございます。
    しかし、「家の近くで捕まえて」はやっぱスゲェですな。
    高校時代にアリアのモッキン・コピーを一時使っていたのですが友人に譲ってしまいました。
    一番のアイドル、Paul Stanleyがイーグル使ってたこともあり憧れもありますが、今はこのBichともう一本のヘナチョコBichで必要十分という感じです。
    そもそも、多くのスイッチも使いこなせませんし(笑)程度の良いヴィンテージ物はもう手が出ませんしね。

  5. 素晴らしい一本ですね!羨ましい限り!
    当時の憧れがこの一本に全て凝縮されてます。
    100/100点のギターじゃないですかね^^”

    • くまもんたさま
      暫く放置モードで今更のコメント対応申し訳ございません。
      先ずはコメントありがとうございます。
      今日に至りましてもマイコレクションの中でお気に入りベスト5の1本であります。

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