日本語入力システム


その筋で話題になっているようですが、突然の「ERGO PRESS【 パッケージソフト事業終了のお知らせ 】 2008-01-28」というメールには私も驚きました。
「egword Universal」はアイコンまでもきっちりLeopard対応していたと言うのに、残念な事です。
egword
改めてアイコンを見ると・・・
egword Universal
originated from EGWORD
since 1984
made in Japan
と刻印されていて、拘りを感じさせます。
しかし、手に馴染んだモノがなくなるのはチョット大変で、問題は日本語入力に使用している「egbridge」が「MacVJE」に続き終了になる事ですね。
最終的には代替えを手当てしなければならないことになりますが、今のMacOSXには選択肢が純正の「ことえり」と、かの「ATOK」しかないのが辛いところです。


二十数年前のソフトウェアはフロッピーベースでの運用が普通で、パッケージソフトにはDOSや日本語入力システムが付属するのが当たり前でした。
MicrosoftのMultiplanなどのパッケージソフトには日本語変換ソフトとして、「VJE-Σ」が付属していていました。
Windows登場以前、Microsoft製品はアスキーが販売元でしたから。
で、その辺りから「VJE」を使う機会が多くなりました。
20MB(!)HDDが秋葉で10万円を切った頃「VJE-β」が登場し、HDDでの運用のしやすさと既にキーアサインが体に馴染んでいた事もあり、「VJE-β」による環境を整備する事を決意しました。
「松茸」や「ATOK」という選択肢も有りましたが、私には「VJE-β」が最もシックリきました。
DOSマシンからMacを使うようになると、純正以外には「EGBRIDGE」しか選択肢はなく、これが当時のMac使いの通る道でした。
程なく「Mac VJE」が登場した時には狂喜しました。
クセの無い変換、馴れたキーアサイン、何よりDOS時代から鍛え上げたユーザ辞書がそのまま使える!
これは、仕事で使うマシンをMacにリプレイスする大きな原動力となりました。
DOSの世界ではWindows登場後「VJE-Delta」に進化しましたが、Macの世界では一世代遅れて「Mac VJE-Delta」に進化し、Mac OSXへの対応を果たしました。
しかし、「Mac VJE」がOSXに対応するまでのタイムラグの間に「EGBRIDGE」は急速の進化を果たしました。特に、2002年発売の「EGBRIDGE Ver.13」は満足の行く出来でした。その使用感は素晴らしく、長年鍛えたユーザ辞書の変換も必要ないと感じましたし、キーアサインも完璧なまでに「MacVJE」化ができるなど、私の中でもその時点で乗り換えが完了していました。
それから丸々5年ほどを「EGBRIDGE」そして「egbridge」と過ごしてきたのですが、これからどうしたものか・・・。
考えさせられます。

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