暫く中断していたブロックネタも、やり出すと続きます(笑)
Grover JacksonのSoloistを紹介したことだし、Def Leppardが6年振りにオリジナルアルバム「Songs from the Sparkle Lounge」を近々発売するようなので、今回はその記念としてGrover Jackson PC-1を題材にしたプロジェクトをご紹介したいと思います。
先ずは、お約束の交換前のブリッジユニット近影から。
ギター紹介時に書きましたが、Floyd Rose FRT-5ユニットからGOTOH製ユニットに交換しています。
それと今回はブロック交換に併せ、気になって仕方なかったリアP.U.のエスカッションも交換してますので、その交換前の近影。
Stratocasterスタイルのギターは通常ネックに仕込み角が付けられていないので弦がボディと平行になりますが、それに対し一般的なハムバッカーP.U.用のエスカッションは仕込み角が付けられているものに対応した形状になっていますので、結果として上の画像のようにP.U.の表面と弦が平行になりません。
これを解消するためにエスカッションを交換することにしました。
今回は訳あって、交換前のブロックの状況から順を追って紹介します。
GOTOH製ユニットのブロックは標準で高さ41mmのモノが付けられていますが、落とし込みでユニットが比較的低くマウントされていることと、同じくバックパネルも落とし込み加工されているため干渉してしまい、バックパネルを取り付けることが出来ない状態でした。
ま、干渉していなくてもバックパネルを取り付けることはありませんが(笑)
また、ESPのアーミング・アジャスターが取り付けてられているので分かりにくいかも知れませんが、アームアップの可動範囲を多く取るためかボディが一段と抉られていてブロックとの隙間間隔は比較的大きくなっています。
結果、カスタム・ブロックは前回のSongbird #1用と同様に過去最大級のブロックサイズとなりました。
今回はEB/MM EVH用にカスタムメイドしたものと同様に、スプリングのテンションをオリジナルと変えないための工夫を施してもらいました。
オリジナルのブロックと比較すると大きさが良く分かるかも知れません。
さて、ブロック完成で喜び勇んで交換に挑んだのですが・・・
これまた、Songbird #1用と同様に仮組の段階で問題が発生してしまいました。
今回はそもそもブロックがボディに接地させることが出来なかったのです。
というのも、ボディの座繰形状が一般的なものより複雑で両側をアールに残すようになっていたため、ブロックの両端がアール部分に閊えてしまったのです。
更に、どうやらスタッドとボディ及びブロックの位置関係が相対的に噛み合わないということもありそうでした。
そこで、今回もTOMMOさんに相談した結果、ブロックをボディに合わせ再加工することになりました。
次の画像が、ブロックのネック側前面の角を落とし、位置関係も合うように微調整を施された結果です。
これで万事OKかと仮組したところ、まだチョット問題が残っていました。
ボディ側の塗装が厚く垂れたようになっていてイマイチ密着出来ないので、木部に達しない程度に塗装部を削ることを決意しました。
これで首尾は上々、組み上げた結果バッチリです!
交換前後の比較にはなりませんが、交換後を四方から撮影してみました。
最後に、エスカッションです。
探してみると、テーパー角度の付いてないモノって無いんですね。
知っている限りでは、ESP HORIZON-CTMに付けられているものはテーパー角度付いてませんが、ダストボウルやインターネットで調べても入手が難しいようでした。
どうしようかと悩んでいる時に、インターネットで問い合わせた「MUSIC PLANT」さんから加工出来ると回答がありました。
で、調達をお願いし交換した結果が次の通りです。
デジカメをFinePix F30からFinePix F40fdに替えたのですが、デフォルト状態だとストロボ使用時と未使用時でかなり色合いが違っています。
設定をすれば良いのでしょうけど、マニュアル読むのが面倒なもので(苦笑)
最後に、交換後の状況を。
見た目的には違いはわからないですが、鳴りは確実に良くなってると感じますし、サスティナー使用時の安定性も増して具合良いです。
ご機嫌サウンドで、よりクールなギターになりました。
こんにちは、kintaroh!と言います。
フランケンギターを制作しようと思ってた所、
サイトを見つけて拝見しました。
素晴らしいこだわり様で感心しました。
ブラスブロックを次に作られる時に
2つほどお願いしたいのですが、
注文を受け付けて頂けるのでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。
Frankenさん
お客さんですよ~♪www
kintaroh!さん
コメント有り難うございます。
フランケンギターを制作するとは素晴らしいですね。
ブロックですが、生産予定というのは特にありません。
ですが、相応のコストをご負担頂くことと、ブロックによってはこちらからの条件にご同意頂ければ随時製作は可能です。
ただし、お考えよりコストは高い可能性がありますので、その覚悟があればですけど。
それでもということであれば、ご記入頂いておりますアドレス宛にメール送らせて頂きますので、ご面倒でも再度コメント入れて下さいませ。
TADさん
チェックありがとうございます(笑)
そうそう、時間ができてきたので身の回りのジャンクを近々放出するかもしれません。
Frankenさん
お!期待しちゃうぞ~www
そんな私は今日もいつもの楽器屋さんでジャンク漁り。
トレモロアームとレスポール用ブリッジボルトを仕入れて参りました。
いつも思いつきで始めるので、その時にパーツがないと出来ませぬ~。
備えあればうれしいな・・いや憂いなし。です♪
Frankenさん、ご返答ありがとうございます。
ブロックの詳細を教えて頂ければと思います。
それとフランケンギターに載せるおすすめPUがあれば教えて下さい。
楽器屋さんで売っていたディマジオの本に
Tone ZoneはMUSICMAN EVH用に作った
プロトタイプで、
2種類作って選ばれなかった方がTone Zone
だったと載ってました。
kintaroh!さん
取敢ず、私信させて頂きましたのでご確認ください。
P.U.ですか。
どのようなサウンドを求めるのかで決まるとは思いますが・・・
それがレプリカのサウンドであれば、ディマジオよりダンカンでしょうか。
手持ちのギターでいうなら、MUSICMAN EVHよりレプリカのパワー感は低いです。
レプリカはギターの鳴りが尋常では無いので、P.U.云々というより全体のトーンのバランスが最高なんですが、トーンのキャラクターはダンカンというかやはり所謂オリジナルPAF系サウンドなんだと思います。
勿論、搭載されたP.U.がダンカンということも見逃せない事実ではありますが。
因に、最初にエディーモデルということで発売されたダンカンのCustomと比較してもレプリカのパワー感は低いです。
手持ちのモノで一番近いのはダンカンのCustom Customではと感じていますが、それでもキャラクターはチョット違ってるんですよね。
使い古したダンカンの’59とかがあれば良いのではとは思いますが、入手しやすさでやはりCustomになるでしょうか。
ま、以上はあくまでレプリカのイメージを求めるという場合です。
MUSICMAN EVHはそれまでのイメージとは趣を異にするとは思いますが、根底にあるのはやはりディマジオのトーンなんでしょうね。
でも、初めて手にした時はそのトーンのリッチさに驚いたものです。
で、Tone Zoneが発売された時に、MUSICMAN EVHに搭載されたものの市販バージョンと聞き、迷わず購入し幾つかのギターに搭載していますが大変満足してますよ。
事実関係はわかりませんが、Tone ZoneのトーンキャラクタはまさにMUSICMAN EVHだと思います。
それと、巷ではあまり評価の高くないWolfgangのP.U.ですが、私は大変気に入っています。
単体で発売されていないので他のギターに搭載し比較したことはありませんが、ギターとしてのトータルバランスではMUSICMAN EVHよりWolfgangの方を気に入っています。
そういえば、New Wolfgang・・・
エディが使用しているプロトタイプでは当初ダンカンを搭載しているようですが、トーンが完全にエディの好みに仕上がらなく承認が得られないので最悪他のメーカーに変更される可能性ありということで、発売まではまだ時間がかかりそうというのがダストボウル経由の最新情報です。
あまり、参考になるようなアドバイスになりませんがお許し下さいませ。
TADさん
ジャンクパーツ情報アップしました(笑)