かわせみ


Appleの新しいオペレーティングシステム Snow Leopard が8月28日に登場して早くも一ヶ月が過ぎました。
kawasemi
これまで最新システムは貪欲に取り入れてきましたが、今回はメインで使用するマシンをまだアップデートせずにいます。これは過去20年以上のMac使用歴の中では初めてのことです。
サブマシンには Snow Leopard をインストールし様々検証はしているのですが、幾つかの理由が完全乗り換えを躊躇させていて、その一つは日本語入力システムの問題となっています。
WindowsのMS-IMEのように、Mac OSにはまだ漢字Talkと呼ばれた時代から現在の Snow Leopard に至るまで ことえり と呼ばれる日本語入力システムが搭載されています。
搭載当初から純正故に安定はしていましたが、MS-DOS上で進化を遂げていたVJEやATOKと比べ語彙は少なく、操作性についてもかなりの差を感じる面があり、文字入力を仕事とする場合少々辛いものが有りました。
ことえり登場当時Mac上のサードパーティ製日本語入力システムとしては Mac VJE、EGBRIDGEなどが有り、Mac OS9の時代が終わるまで Mac VJE を愛用していましたが、Mac OSXの時代に入り残念ながらMac VJEは消滅してしまいました。
それに伴う選択肢として調査したところEGBRIDGEが操作性、安定性の両面で大きく進化を遂げていましたので、飛びつくように乗り換えたのです。
ところが、egbridge Universal 2 まで進化した矢先、突然ベンダーであるエルゴソフトが事業撤退を発表、それ以降のアップデートは望めないという危機に陥りました。
ATOKもMS-DOSの時代から検証はしていて、Mac上で一太郎/ATOKが登場した時に即ゲット、ATOK 2008 for Macまでバージョンアップを続けてきましたが、どうもあの操作性と変換には馴染むことが出来ません。
それなら、ことえりに慣れるしかないと試してみましたが、Snow Leopardになって変換効率の向上は認められるものの残念ながら語彙と操作性の面で納得することが出来ませんでした。
手に馴染んだ操作系を変更するのは、かなりの労力と慣れるまでの時間を要しますのでどうしたものかと考えておりましたが、最近ではiPhone上のアプリ 大辞林 などで有名な 物書堂 が egbridge Universal 2 ベースとした新しい日本語入力プログラム かわせみ発表してくれました。
これは期待大です。
ガンバレ、物書堂!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*