メンテナンス


あれよあれよというまに2010年も1日足らずとなってしまいました。
年々時の流れが早くなってる気がするのは歳のせいでしょうか・・・。
とか何とか言って取り繕ってますが、何のことはないそんな状況にかまけてるうちに危うく今月もエントリー無しになるところでした(苦笑)
新年を迎えるに当たりギターのメンテなどを思い立ちました。
そこで、先ず目に付いたのがEVH Wolfgang初号機です。
実は、7月20日のエントリーで報告した弦切れ以来放置モードだったんですよね。
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とまあこんな状況だったのですが、弦交換に当たりブリッジユニットキャビティ内の問題対策を講じることにしました。
初号機のキャビティ内はこんな状況だったんです。
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もう皆さんご承知かと思いますが、バックパネルはPeavey Wolfgangなどと異なり落とし込み加工が為れています。
上の画像で向って左下の方に小さな三角形模様のようなものがあるのにお気付きでしょうか?
ビス穴の右上なんですが・・・


横方向から撮るとこんな状況なんです。
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な、な、なんと削り残しです(笑)
更に、キャビティ内の処理が凄い。
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画像下の方に、少々めくれているように写ってるのはマスキングの残骸です。
それと、スプリングの下辺りはささくれが沢山で、触ると刺さります。
更に・・・
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Peavey Wolfgangもコントロールキャビティ内の処理が凄かったりもしますが、軽く上回ってるように感じます。
Floyd Roseユニットが接地する部分の仕上げも・・・
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この凸凹仕上げはエディの好みなんでしょうか。
なんというか、これが米国流なんですかね。
それと、Floyd Roseユニットのサスティーン・ブロックなんですが・・・
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ご覧の通り高さ37ミリのモノが装着されています。
ところが、この高さだとアームダウンの時にスプリングがボディに干渉してしまうんです。
Replicaと同様な解決方法をと思いましたが、スプリングの端部を引き上げるのに難儀してしまい諦めました。
そこで、カスタム・ブロック交換の際に外した42ミリブロックに交換を決意。
ささくれや削りカスを取り除きこのようになりました。
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三角の削り残しは面白いのでそのままにしました(笑)
詳細を・・・
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メンテ実施前はカバーパネルを外しているのは躊躇しましたが、これで外した状態でも安心してプレイ出来るようになりました。
弐号機はスプリングの干渉は認められず構造が変更になっている可能性もありますが、未開腹なのでその辺の確認は後日実施したいと考えています。
それと、Specialは流石のメイド・イン・ジャパンで見えないところも綺麗に仕上げられています。

4 thoughts on “メンテナンス

  1. Frankenさん始めまして
    FrankenさんのWolfgang初号機、ブリッジユニットキャビティ内の処理の雑さもすごいですが、私のWolfgangも負けず劣らずです。おまけにロックナットの取り付けが低いため6弦側がビビリまくりです。
    エディはビビるすんでのところでセッティングするとの事と知人から話を聞きましたが、彼曰くこの前ブートのライブビデオ見ていたらエディがスプリングに触っていないのにスプリングの音がした!との事です。
    正直エディがアメリカに拘って作らせた意味が解りません。ガッカリです。
    FrankenさんのWolfgang初号機・弐号機は弦ビビり致しますか?
    また、初号機のブリッジユニットキャビティ内のささくれや削りカスを取り除いたみたいですが、ノミ等を使用して処理なさったのでしょうか?
    初めてなのにご質問させて頂きましたが、何卒御教示お願い致します。

  2. Woofieyさん、コメント有り難うございます。
    そちらのWolfgangもキャビティ内の状況凄いですか。
    なかなかリポート追加出来てませんが、こちらのでいうと弐号機は比較的綺麗に処理されてたりするんですよ。
    ビルダーによって差があったりするのかも知れません。
    それにしても、6弦側がビビりまくりとは困った状況ですね。
    こちらのWolfgangに関しては、Specialも併せそのような問題は特にありません。
    エディのセッティングについては実際のところ何とも言えませんね。
    Replicaはそんなに低くないですし。
    私の場合、購入時からブリッジセッティングを変更してないのはreplicaだけでして、他の全てのギターはデフォルトより高めに調整していますがEVH Wolfgangも同様です。
    個人的な見解としてはWolfgangの弦高は一般的な高さと感じていますし、自分の感覚で変更すれば良いのではと思いますが。
    また、基本的にギター自体の完成度としては満足度高いですし、日本製Specialに対して本国製の拘りにも十分納得出来ています。
    それと、キャビティ内の処理に関してはご指摘通りです。
    また何かありましたら遠慮なくご質問下さい。

  3. Frankenさんお早う御座います。
    早速のご回答ありがとう御座います。弦ビビリの件ですが、知人のEVH Wolfgang も弦ビビリするそうで、シリアルはFrankenさんの初号機と近いWG00xxxA となっており、私のシリアルも同様でしたのでご質問させて頂きました。
    Frankenさんの言う通り、ビルダーによって個体差があったりするのかも知れませんネ。私も、なけなしの金で買ったReplica所有者の一人ですが、FrankenさんのReplicaと違う所が幾つかあります。例えばコインの穴と同径でボディにも穴が開けられていなかった。とか・・・
    最近では在庫がはけ無いためか海外のオークションで値崩れ状態で出品されている有様。所有者の一人としてオイラの福沢諭吉を返せ言いたい位残念でなりません。

  4. Woofieyさん、こんにちは。
    なんと同志でしたか!
    素晴らしいです。
    が、Replicaやっぱり個体差あるんですね。
    日本人的気質からしたら信じられないことですが、逆にそれがハンドメイドの証と捉える向きもあるみたいです。
    確かに、随分と安価に出品されてたりするようで残念だったりしますが、エディ復興募金だったと考えるしかないのかも知れませんね。
    で、弦ビビリですが、確認したところ確かにそんな感じもありますね。
    それほど気にしてなかったのですが。
    もっと突っ込んで情報交換したいようにも思いますんで、私信させて頂ければと思います。
    投稿時のアドレスに送信させて頂きますのでヨロシクです。

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