the maintenance of the EVH Wolfgang Special #1

facebookには投稿してありましたが、3月にEVH Wolfgang Specialの弦が切れました。
暫く放置モードでしたが、ようやく弦を張り替えました。
wolfspl20120505a
今回はこちらに挑戦
wolfspl20120505f
EVH GearサイトのSpecs SheetではデフォルトでこのEVH Branded Strings (.009-.046 Gauges) が張られていることになっていますが、ウチの個体では.009-.042が張られていました。
結果的に.009-.046ゲージはバッチリで、d-tunaも機能しています。
これは以前報告したフィンガースプリングの処理が効いてる感じです。

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Modifying Floyd Rose #1

チョット古いネタになりますが、EVH Wolfgang搭載のFloyd Roseのモディファイを行いました。
先ず、EVH Wolfgangの搭載されたFloyd Roseですが、Special及び弐号機と初号機で少々違いがあります。
floydrosearm_mod01 floydrosearm_mod02
基本的には同じユニットなのですが、左のSpecialはアームをハウジングに固定するキャップネジのすべり止めリブが初号機のそれに比べ荒くなっているのが分かるでしょうか。
因に、初号機のアームはFloyd Rose Originalのものとほぼ同じものと思われます。
またアーム自体にも違いが有り、Specialのは磁石がくっつきませんのでステンレス製かと思われます。
これまで、Peavey Wolfgangのアームを全てFloyd Rose Original用に交換して満足していましたし、EVH Wolfgang初号機も特に不満を感じることはなかったのですが、Specialのは少々勝手が違いました。
アームをフリーにするためキャップを緩めにしておくと弾いてるうちにどんどん緩んでしまい、しまいにはアームが床に落ちる始末なんです。
アームぷらぷらに慣れ切ってますから、固定すると弾きにくくて仕方無いので対策を講じることにしました。
先ず思い立ったのが、ハウジングの頭を削って低くすることでした。
Specialのハウジングそのものを削るのはなんとなく気が進まないので、手持ちの中から候補を選出。
floydrosearm_mod03
右がSpecialのオリジナルで、左が削る為のテストベッド。
実はテストベッドを決めるのに、ハウジングのサイズに少々違いがあることに気付いたんです。
で、Specialのアームを幾つかのハウジングに取り付けてみたところ、ねじ山に微妙な違いがあるのか図らずもキャップを締め上げてもアームがゆらゆらなハウジングを発見しました。
取り敢えずSpecialのユニットはこれでアームが不意に取れてしまうのを回避出来るようになりました。
もし同じような症状に悩まされていて、かつハウジングを幾つか所有している、或いはハウジングが付いているギターを所有している方は、先ず件のアームを他のハウジングに取り付けてみることをお勧めします。
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メンテナンス

あれよあれよというまに2010年も1日足らずとなってしまいました。
年々時の流れが早くなってる気がするのは歳のせいでしょうか・・・。
とか何とか言って取り繕ってますが、何のことはないそんな状況にかまけてるうちに危うく今月もエントリー無しになるところでした(苦笑)
新年を迎えるに当たりギターのメンテなどを思い立ちました。
そこで、先ず目に付いたのがEVH Wolfgang初号機です。
実は、7月20日のエントリーで報告した弦切れ以来放置モードだったんですよね。
evh_wolfgang_101228_01
とまあこんな状況だったのですが、弦交換に当たりブリッジユニットキャビティ内の問題対策を講じることにしました。
初号機のキャビティ内はこんな状況だったんです。
evh_wolfgang_101228_02
もう皆さんご承知かと思いますが、バックパネルはPeavey Wolfgangなどと異なり落とし込み加工が為れています。
上の画像で向って左下の方に小さな三角形模様のようなものがあるのにお気付きでしょうか?
ビス穴の右上なんですが・・・

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Specialに少々問題が…

台風の余波で大雨の最中ゲットしてきたEVH Wolfgang Special、早くも一週間が経過です。
ギター自体の完成度、弾き心地、何れも良い感じでリポートしたいことも幾つかあったのですが、その前に2点ほど問題点があり書き留めておくことにしました。
多分ウチの個体特有のことなんだろうと思うのですが、1つの問題点はコントローラのフリクションについてです。
evhgear.comのスペックページをチェックしても、コントローラはBourns low friction potsと謳われています。
このポットはその名の通り廻す時の抵抗が低く、またカーブ特性の絶妙さが最高で、手持ちのギターを数本交換したりしているのですが、それらやUSA製Wolfgangに比べてSPLのポットは明らかにスムーズ感に欠けていました。
もう1つはリヤピックアップの建て付けです。
wgspl_pu3
ウチのWolfgang SPLはリヤピックアップが上画像のような状況になっています。
ピックアップの周りやボディトップにゴミのようなものが付着してますが、これは弾き込んだ時のピックの削れカスでして、問題点ではありません。
問題は弦との間隔なんです。

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365+13日

先週7月15日のことですが、ちょっとした事件が有りました。
IMG_8505
これはウチのEVH Wolfgang Tobacco Burst初号機で、事件後の近影。
一見良く分からないかも知れませんが、実はG弦が切れてます。
なんと、Wolfgang Tobacco Burst初号機は私の手元に来てから1年と13日、つまり 365 + 13 = 378日でようやく(?)弦が切れるのを経験したのです!
ギターを弾き始めてから30年余が過ぎましたが(汗)実は弾き始めた当初から弦を切ることが多い私でして、Floyd Roseを搭載してからはより顕著で、ライブとかで酷使する訳でも無いのに酷い時は交換後1日で切ったりします。
Floyd Roseは勿論昔からベタ付けですから、フローティングセッティングでグニョグニョとアームを使うことも無いのですが、ピッキングとベンドが要因なんでしょうか。
手持ちのギターの多くでそんな状況なので、ギター固有の問題では無く弾き方なんだろうなと思っていたのですが、このEVH Wolfgang Tobacco Burst初号機には驚かされました。
入手以降、付属のマニュアルでエディが語っているように弾き込んで汗を染込ませネックを仕上げるのを目標に、手持ちのギターでは最も手にすることが多かったのにも関わらず、1年以上もデフォルトで張られた弦が切れなかったんです。
今まで入手したギターではブッチギリの記録ですね。

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