Wolfgang Brass Block 1


これまで、Frankenstein Replica搭載のスペシャルなBrass製サスティン・ブロックを基にした、Wolfgang SP用カスタム・メイド・Brass製サスティン・ブロック開発を報告してきましたが、いよいよWolfgang用の試作を開始する事にしました。
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Wolfgangは、ボディがSPよりアーチド・トップ分厚く、その結果標準で採用されているブロックの高さが最適であり、試作機でも全く同じ42mmを採用する事にしました。
厚さは勿論、プラス公差の12mmです。
ネジ穴位置の位置はこれまでの結果を踏まえ、初号機、弐号機と同じとすることに決定。
そうして、試作四号機が完成しました。
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この四号機をどの個体で試すか迷いましたが、これまであまり使用頻度の多くなかったWolfgang #5で試す事に決定しました。


見る機会はそう多くないと思われる、Licenced Under Floyd Rose Patentsユニットを外したところをご覧に入れましょう。
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ベースプレートに取り付ける前に、オリジナルのブロックとの比較をしてみました。
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Wolfgang #5はシリアルからすると製造後10年は経過している個体だからという事もあろうかと思いますが、こうして比較するとカスタム・ブロックの素晴らしさが際立ちます。
では、取付け前後で比較してみましょう。
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肝心の使用感について。
Wolfgangはブロックとボディの空間が比較的大きく、WolfgangSPと同様にFrankenstein Replicaと同じ厚さのカスタム・ブロックではボディに接地させることは出来ません。
しかしながら、Wolfgangでは板バネのサポート板の設置面積がある程度確保されている事から、無理やり接地させる必要も無いと考えた上での試作四号機でしたが、やはり結果は上々です。
タッピング・ハーモニクスのレスポンス向上は体感できますし、ネックを握った手に感じる振動が強くなっています。
これは、カスタム・ブロックを取り付けたギターで一様に感じられるコトですが。
このブロックについてお入り用などご希望があればコメントお願い致します。
前向きに検討したいと思います。

8 thoughts on “Wolfgang Brass Block 1

  1. お久しぶりです。このブロックは以前メールで写真を送った、私が持っているギターに搭載されている物と同じサイズと考えてよろしいのでしょうか?

  2. えでいさん
    ご無沙汰でしたですね。
    こちらのブロックはWolfgangに搭載されたユニットに最適化したもので、GOTOH製のユニットとは互換性はありません。
    前のエントリーの「GOTOH Brass Block 1」と次の「One Off Special 1」はGOTOH製ユニットに最適化したものですので、そちらをご覧くださいませ。

  3. なるほどですね。
    早とちりしてしまいました。
    思い切ってブリッジ本体を送りますのでそれを見て使えるのかどうか判断してもらいたいのですがよろしいですか?ただ若干のアームアップをたまにするのでボディー接地にするかどうかまだ迷っています。

  4. えでいさん
    お世話になっております。
    ブリッジユニットへの取付けは、Ibanez EDGEユニットで確認した限りでは
    多分GOTOH用で大丈夫かと思います。
    ブリッジ本体だけをお送り頂いても、取付けの確認のみで
    本体への適合性などは確認できませんがそれでも宜しいですか?
    何れにしても、このエントリーとは状況が異なりますので以降私信にて対応とさせて頂きたくお願い申し上げます。

  5. はじめまして。
    ブロックを探していた所、Frankenさんのブログに辿り着きました。
    私もwolfgang用のブロックを欲しいと思っているのですが可能でしょうか?
    ユニットはfloydオリジナルに交換しています。
    お忙しいとは存じますがよろしくお願い致します。

    • ごめんなさい、現在直接は取り扱っておりません。
      取り外したのでしたらありますけど。

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