EVH GUITAR STRAP その5


いきなり出鼻をくじかれる感じで萎え萎えのEVH GUITAR STRAPですが、その他のストラップとのディティールの差を記録してましたので、気を取り直してエントリーを作成しておこうと思います。
evh081107
上から、MusicMan/ERNIE BALL製、Peavey製EVH Wolfgang、そしてEVH GUITAR STRAPの順番です。
上の二つはそれなりに使用感がありますが、裏側から撮影するとこんな感じです。
evh081111
更に近影して比較してみます。


先ずは端部分の詳細です。
MusicMan/ERNIE BALL製
evh081110 evh081114
Peavey製EVH Wolfgang
evh081109 evh081113
EVH GUITAR STRAP
evh081108 evh081112
端部はEVHのみ合皮の様です。そのためか縫合工数は一番多く、ストラップピン用ホールの周りに補強用と思われる縫合も施されています。
Peavey製は本革とは言え兎に角簡素。背面にバックスキンが現れていることから理解出来るようにプレーンな仕様です。どうせナスカン仕様にしするんでしょと言わんばかりです。これまでの使用経験上から言えば強度的には問題ないようですが。
MusicMan/ERNIE BALL製はこれぞPremiumですね。本体のみならず端部も全て本革2枚重ねでバックスキンが顔を出しているところが見当たりません。縫合も丁寧です。但し、新品時には作りが強固すぎて逆にストラップピンを通すのに一苦労でした。
ストラップ本体と端部を接続するパーツにも注目してみました。
evh081117 evh081116
evh081115
一番下のEVHのみ金属パーツとなっています。紫外線による経年変化などを考えるとEVHが一番安心か。
それと、背面から観察するとより分かりやすいのですが・・・
MusicMan/ERNIE BALL製
evh081120 evh081123
Peavey製EVH Wolfgang
evh081119 evh081122
EVH GUITAR STRAP
evh081118 evh081121
MusicMan/ERNIE BALL製以外は幅の変化する部分が別構造体となっています。具体的には、ロゴマークが付けられている部分から先を本体部分に縫合するという手法です。
Peavey製ではボディエンド側に使用する部分は本体を折り曲げるという構造になっていますが、EVHでは両側が同じパーツを縫合するという構造です。
ロゴマークの刺繍のしやすさや部品管理を考えると合理的と感じますし、理に適った構造なのでしょう。
しかし、Premiumという意味を考えるなら、本革でモノ構造であるMusicMan/ERNIE BALL製が一番であると言わざるを得ません。
EVHは、構造的には縫合を解し本体部分の長さを調整した上で再縫合すれば使用に堪えるのかもしれませんが、それってどう考えてもPremiumじゃないと思うんですけどね。
というか、そもそも両側の構造を同じにした際に長さの計算を間違えたというのが実際のところじゃないかなんて感じがしています。
折角のEVHブランドなんですから、よりPremiumなものを提供頂きたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*