Songbird #3


Songbird Guitar Workshopの遠藤閣下謹製の逸品その3を紹介します。
前回の遠藤閣下謹製ギターは1958年製Gibson FlyingVタイプでしたが、Eddieとくればもう一つ忘れてはいけないのがExplorer。
と言い出せば勿論!と思いきやチョット違うんです(笑)
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そう、これはFlyingV、Modernと一緒にデザインされたExplorerの原形「Futura」なんです。


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これは前に紹介した弟の手元に行っていた雑誌群ですが、この中にある(株)プレイヤー・コーポレーション1980年5月20日発行の「THE GUITAR 2」の表紙で初めてFuturaを知りました。
最初はチョット違和感ありましたが、次第に慣れてこれはこれで良いのではと感じるようになりました。
でも、なんと50年前のデザインなんですよね!
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この「THE GUITAR 2」に載った写真をスキャニング、CADを駆使してサイズを割り出し遠藤さんに制作を依頼したのがこの個体になります。
でも、デジタルデータ化、制作依頼は58年タイプのV同様これまたMy Younger Brotherなんです。
彼はGibsonが発売したリイシューを入手すると、同タイプを持っていなくても良いと判断したのか、このSongbird製Futuraは私の手元にくることになりました。
オリジナルはコリーナかと思いきやマホガニーらしいですが、前のFlyingVと同様ボディにアッシュ、ネックはメイプルを選んでいます。
ヘッド裏に制作工房名と制作年度が入っています。
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Songbird #1と同じく1989年製です。
もう少しで20年が経過するんですが、Eddieがデビューした頃の1958年製と同じレベルになるのでしょうか。
そうそう、ヘッド形状はSplitHeadなんですが、採寸の煮詰めが足りなかったのかパテント申請した際のオリジナルデザインのようにストリングガイドを取り付けないと弦の取り回しがおかしくなってしまいます。
まあ、これは「THE GUITAR 2」に載った個体も目茶苦茶な張りかたしてますけど。
ベース弦のボールエンドを利用してストリングガイドにしてあるのですが、ちょっとチューニングが微妙なので、以前に紹介したYMAHA WED Customと同様にテールピースをファインチューナーのついたGibsonのTP-6に変更しています。
マシン・ヘッドもGOTOHのマグナムロックに変更したいなと考えています。
ピックアップは、Seymour Duncanでブリッジ側がCustom、ネック側が’59ではないかと思いますが、次回弦交換時にでも外して確認ですね。
サウンドは、Explorerに似た感じで「Runnin’ With The Devil」や「You Really Got Me」が気持ち良く弾けます。
そうそう、このギターもバックビューがきれいなんです。
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8 thoughts on “Songbird #3

  1. おお貴重な!以前書いた’それは桑名の焼きハマグリ’さんも所有してたとか、しかしコリーナじゃないのは以外ですね しかしヘッドといいボディシルエットといい
    ヘヴィメタに見えないのが不思議? やっぱりGOTOHですか?
    で、Explorerに似た感じで「Runnin’ With The Devil」や「You Really Got Me」ということで、一風変わったデストロイヤーには何時するんですか?(笑)

  2. (evh抜けてるぜ)大阪エディさん
    コメントどうもです。
    リイシューがマホガニーなのご存知ですか?
    それが意外だったので調べて、webか雑誌で見た記憶があるのですがFuturaはマホガニーだったようです。
    Explorerへの変形後コリーナに変更になったみたいですけど、EddieのIbanezはセン&メイプルですからウチのFuturaの方が近いわけでして、結果サウンドも近いのではと(笑)
    やっぱり、サウンドが悪くなっちゃうと困るので一風変わったデストロイヤーには変身しない予定です(爆)
    そうそう、やっぱりご当地なモノで(笑)

  3. つっこみかたじけないです(爆)
    一緒の事を何回も学習能力ゼロかぁですよね!!
    リイシューがマホガニーは知りませんでした!
    ストラップ掛けた感じで重さなんてレスポールのカスタムなんかと
    比べてどうです?
    昔、船で来てそのまま船の中で輸入品を売るみたいな事があったんです。港に降ろす前だと税金がかからんとかで、で、その時安さもありギブソンのファイアーバードを衝動買いして、いざストラップかけ弾いてみると重い感じと弾きにくいので自分にはダメでした。
    MMやWolfgangの軽さがいいので
    レスポールなんか、自分には重いので今はもう無理です(泣)

  4. (今度はバッチリ)大阪エディさん
    おお、早速レス頂いてたんですね。
    気付かずスミマセンでした。
    FlyingVやExplorerのリイシューはコリーナでしたが、最初のリイシュー Futuraはマホガニーだったんですよ。
    弟のところにあるので間違いないと思います。
    それで、何故?と思い調べたところFuturaはオリジナルがマホガニーだったようなんです。
    ExplorerってFuturaと比べても面積大きいですから、重さの都合でコリーナに変更したのではと感じています。
    私も重いギターは駄目なんですが、この個体はそもそもそれほど重くないですし、そもそもExplorerやFuturaはバランスがいいし弾き易いので重さはあまり気にならなかったりします。
    まだ紹介してないギターでかなり重いExplorerタイプもあるんですが、たまに弾く気になりますし(笑)
    GibsonのFirebirdも持ってます(爆)
    ストラップ掛けたときのバランスの悪さには閉口しますね。
    FlyingVもストラップピンの位置で、やはりヘッド側が下がってしまうのであまり好きではありません。
    同じ理由でGibsonのSGにも全く興味が湧きません。
    プレイヤビリティとサウンドの両面からGibson系ではExplorer(+ Futura)が一番好きです。

  5. おお!これが話されてたブツですね!!
    設計してオーダー出来るってのがスゲーwww
    いつごろかわからないけれど、バッカスからも出てましたね。
    じゃあ今度はモダーンを作ってもらおうかなー?(爆)
    そういえば、昔、筆記体ロゴのIbanezにはモダーンはあったな。(確かヘッドは普通のギブソンタイプだったような・・)

  6. TADさん
    コメント有り難うございます。
    そうです、これが例のブツです(笑)
    頼まれて他にも採寸、図化をしてあげていたようでしたが、そんな関係で我儘が通る環境だったようです。
    Ibanezのモダーンといえば、JAPANのDavid Sylvianがデビュー当時使用してましたな。
    確かに、ヘッドは普通のギブソンタイプでセンボディでした。例のごとく(笑)
    ピックガードが結構巨大だったような記憶がありますが、グレコ・ブランドでも出してましたよね。

  7. Younger Brotherです。
    表記に間違いがあるので、訂正致します。
    最初のリイシューはコリーナです。その後コリーナより安価(でも高い)なマホガニーが発売されました。
    ESPに本物のFuturaがあるようですが、マホガニーのようです。マホガニーFuturaは、ESP所有のFuturaを参考に制作されたのではないでしょうか。
    以上です。

  8. ということで(笑)
    謹んでご訂正申し上げます。
    いやぁ、普段対話がないのがバレバレですな(苦笑)
    で、先程話したのですが、このFuturaはネックがワンピースでした。
    かなり贅沢に作り込んでもらったんだそうです。

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