EVH Wolfgang USA D2H

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2012年に発刊した『ザ・ギターマン 特集●EVHギターズ【増補改訂版】』で開発コードネーム”S3K”としてワンオフカスタムメイドした「D2H」は、HRTK氏が調達した日本製 EVH Wolfgang Special Stealth HT に搭載され紙面を飾るなどしましたが、HRTK氏のご好意により譲り受けることとなりました。
その後、氏の了解を得てEddie本人機と同様に EVH Wolfgang USA HT へ換装することを決意。
523 Guitarsの協力により実現の運びとなりましたので、久しぶりにブログ更新です。

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ピックアップマウントリング

久しぶりにマイギター関係のエントリーです。
エスカッションと呼ばれることが多いと思われるピックアップマウントリングですが、よく見かけるプラスチック製のものはギブソンタイプのギター用であり、ブリッジ側よりネック側の方が低くテーパーが付けられているのが通常です。
これは、ネックの仕込みに角度が付けられているという構造に対し、ピックアップを弦に平行に設置するという目的と考えられます。
というコトは、逆にネックの仕込みに角度が付けられていないギターにギブソンタイプ用のピックアップマウントリングを適用すると、ピックアップは弦と平行にならないことは容易に理解出来ると思います。
手持ちギターでは、少し前のエントリーに書いた通りGrover Jackson PC-1がそうした状況だったのですが、STEINBERGER GM4TA/4-12A-W Guitarも同様でした。
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リヤ・ピックアップ部分を拡大すると・・・
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ご覧の通り、ピックアップのブリッジ側とネック側では、弦との隙間が異なっています。
STEINBERGERのWネックギターは同等のギターは存在し得ない程懲りまくった耕造のギターですが、ピックアップマウントリングは構造に適合したタイプではありません。
まぁ、この程度の傾きが音質に与える影響は、金型を新たに起こして適合したマウントリングを制作する必要性を感じさせるほどでは無いということだったのだろうとは思いますが、やはり気になります。
そこで、Grover Jackson PC-1同様マウントリングを交換することにしました。

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Tremol-No

本格的に手にした最初のギターがIbanez IC1100で、初っぱなからジブラルタルブリッジを弄り倒したせいか凝った金属パーツに目がない質なんです。
ブログではYAMAHA Pacifica 25th Anniversaryで最初に紹介したTremol-Noも一目惚れでした。
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アルミ削りだしの各部材がマニア魂をくすぐります。
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良く考えられたパーツだと思いますが、ESP EXPLORER-CTMで触れている通り、私のように弦をベンドしてもブリッジユニットが動かないようにバネのテンションを強くしているようなセッティングでは問題点が有りました。
その辺りの解決策を記録しておきます。

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