Peavey Wolfgang CustomShop #1

かなり珍しいと思われるPeavey Wolfgangを入手しましたので紹介します。
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一見何も変哲もないTobacco Burstの個体のように見えますが、ヘッドにご注目!
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Peaveyなのにマッチングヘッド!
そう、こいつは Peavey Custom Shop 製というユニークな個体なんです。
その上、ボディトップ、ネックの杢もかなりゴージャス
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個人的には、Peavey Wolfgangでキルト杢がこれだけバッチリ出ているのは初めて見ました。

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Wolfgang補完計画#03

前回はFloyd Rose PAT.ユニットのスタッドについて調査結果を踏まえ、剛性を高めるための解決策について思案中という報告でしたが、実はようやく解決策を見出すことが出来た状況で試作零号機が完成したところでありました。
何はともあれ、80年代のオリジナルFRT-5に換装したPeavey Wolfgang SP #1にて、その効果を試すことにしました。
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ボディ全景からはあまり違いが分かりませんね。

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Wolfgang補完計画#02

Peavey Wolfgangで個人的に気になる点として、Floyd Rose PAT.ユニットのスタッドがあります。
今回はその辺の状況調査に向けて、コンストラクションチェックを続けます。
先ずは、ピックアップが調整代の無いボディ直付け構造のため、通常あまり見ることがないと思われるピックアップを外したピックアップキャビティの状況から。
リヤピックアップ・キャビティ
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フロントピックアップ・キャビティ
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Wolfgang補完計画#01

evh Wolfgangについて本日ダストボウルのアラーキーさんに確認したところ、Black以外は相変わらず日本国内導入の見通しが立たないようです。
本国でもそれほど潤沢に流通している訳でも無さそうで、そもそも工場のキャパが不足しているのか、或いはピックアップなどのカスタムパーツの供給体制が整わないのか、原因は不明ですが、逸る心を抑えるために手持ちのPeavey Wolfgang補完計画を発動することを思い立ちました。
先ずは、手持ちの1stイヤー・タバコサンバースト・ボディを観察し、補完すべき項目を探り出すことから始めます。
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これが、数年前に入手したボディです。
ブリッジキャビティ上部に若干のキルト杢が認められますが、プレーントップに毛が生えた程度の個体となります。
ネックは他の個体に転用されたのかもしれませんが、Wolfgangのネックって単体では中々入手できないんですよね。従って、気に入ったネックとボディを組み合わせて仕上げるのも補完計画と言えるかも知れません。
でも、今回はそうしことではなく、可逆性の補完計画とするつもりです。
なお、もしWolfgangのネックを入手する方法をご存知の方や、ネックをお譲り頂けるという奇特な方がいらっしゃいましたらコメントご投稿して頂けると嬉しいです。
さて、続いてボディのコンストラクションなどをチェックしてみたいと思います。

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Peavey Wolfgang 910008xx

正月休みに手持ちのPeavey Wolfgangについて、ネックの寸法データベースを作成なんて意気込んでみたものの、第二弾測定報告が三月という為体です(汗)
今回まな板に上がったのはPeavey Wolfgang #4です。
先ずは前回に引き続き、杢をより引き立たせるべく(笑)再撮影を。
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やはり、ストロボを使用し撮影角度を試行錯誤すると若干杢が浮き上がりますね。
ギターを水平にするための9V電池が見えてるのはご愛嬌。
しかし、トランスレッドは撮影が結構難しいです。
そして、弦を取り外したヘッドストックの裏表を記念撮影。
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PEAVEYロゴのピカピカ感を出して撮影するのが中々難しいですが、何となく雰囲気は理解出来るでしょうか。
あとは続きで・・・

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Peavey Wolfgang 910009xx

期待のNew Wolfgangが正式発表になる2009年もお正月三ケ日が早くも過ぎました。
そろそろブログ更新モードにネタはないかと探っていたところ、弦が切れたままになっているPeavey Wolfgangが目に入りました。
で、弦を張り替えるついでにネックの寸法を測ってデータベースを作成しようと思い立ったのです。
弦が切れていたのは以前紹介したPeavey Wolfgang #5でした。
新年らしく(?)杢がより際立つ角度から再撮影を敢行してみました。
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ストロボ焚いて角度を調整すると杢がこんなにハッキリ出ます。
因に、画像自体は全く未調整です。
それでは、このWolfgangのネックを詳細に測定することにします。
先ずは、弦を取り外したヘッドストックの裏表を記念撮影。
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あとは続きで・・・

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iPhone 3Gの絵文字

11月21日にアップルがiPhone 2.2 ソフトウェア・アップデートの配布を開始していましたのでアップデートを決行。
で、今回話題の追加機能である「絵文字機能をサポート」を早速試してみました。
文中に挿入したい絵文字をタップして入力します。
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パラパラと一通り眺めていると、ベルマークのカテゴリにギターが含まれてました。
そして、それがどうしてもトランスゴールドのEB/MM EVHに見えてしまいます!
そこで、ギターの画像を拡大してみると・・・
iphone_evh3
如何でしょうか?
アームはついてるし、フロントPUはゼブラだし(リヤは違うみたいだけど)、ペグはなんとなく4:2ぽいし、完璧とは言わないまでもEB/MM EVH トランスゴールドがモチーフじゃないかと感じさせます。
デザイナーさんにVan Halen大好きな方がいるのか、たまたまなのか、真実は謎ですが個人的には前者を信じたいですねぇ(笑)
何れにしても、こりゃエディファンはSoftBankの携帯というかiPhone持たなくちゃ拙いんじゃないかと感じさせます。

Aria PE-MIDI エレガット

久しぶりですが、マイギターのエントリーを投稿します。
ちょっとアーカイブを調べると4月13日号のGrover Jackson Soloist Custom以来ということになりました。
今回は、Aria PEのチョット変わったモデルです。
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ボディスタイルは見紛う事無きアリアのPEスタイルですが、ご覧の通りエレクトリックガットギターのモデルです。
ですが、通常のカタログモデルで見かけるものとチョット違う感じがするのでは無いでしょうか。
実はこれ90年代あたりの楽器フェアに展示されていたプロトタイプそのものだそうで、楽器フェアに展示されていたのを見たMy Younger Brotherが気に入ってしまい、アラーキーさんにお願いしてなんとかゲットしてもらったという曰く付きなんです。
ヘッドにAPのロゴは有りませんし、手元にカタログが無いので完全にチェック出来ませんが様々な仕様に特徴が有るのではと思います。
もう少しディティールを細かく紹介しましょう。

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ErnieBall MusicMan EVH Brass Block 2

またまた久しぶりになりましたが、カスタム・ブロックネタを。
手持ちのギターではトリといったところでしょうか。
これまでの試行錯誤の集大成といった感じで、題材はエディのシグネーチャー・モデルでは一番人気と思われる、MM/EB EVHのトランスゴールド・モデルです。
殆ど新品状態を保っている個体で、以前こちらで紹介しています。
先ずは、交換前の近影から。
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そして、ほぼ完成形になったBrass Blockの近影です。
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「ほぼ完成形」というのには理由があります。
交換前の近影の撮影データを見ると3月1日となっていて、下の「ほぼ完成形」のBrass Blockは5月7日です。
最初のブロックが完成したのが3月1日で取付け作業を開始したのがその日なのですが、キャビティの形状が思ったより歪で想定通りに取り付けることが叶いませんでした。
そして、それに対応させるべく更に形状をカスタマイズさせたものが仕上がったのが5月7日という訳なんです。
勿論、製作者であるTOMMOさんが余裕有る時に慎重に作業してもらった結果なのですが、実は更に「ほぼ完成形」からもう一度作り直していまして、今回紹介出来る形まで漕着けたのが今月に入ってからのことでした。
可逆性を持たせるためにギター本体の加工は全く無しに交換したのですが、結果労力をかなり必要とする結果になりました。
以前紹介したリポートと比較してもらうとブロック形状の違いなど分かるかと思いますが、トランスブルーの個体ではそれほど悩まずに適応出来たんですよね。
それがたまたまだったのかもしれませんが、ひょっとしたらキャビティの工作精度や塗装工程など初期生産分のほうが作りが丁寧だったのかもしれません。

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ピックアップマウントリング

久しぶりにマイギター関係のエントリーです。
エスカッションと呼ばれることが多いと思われるピックアップマウントリングですが、よく見かけるプラスチック製のものはギブソンタイプのギター用であり、ブリッジ側よりネック側の方が低くテーパーが付けられているのが通常です。
これは、ネックの仕込みに角度が付けられているという構造に対し、ピックアップを弦に平行に設置するという目的と考えられます。
というコトは、逆にネックの仕込みに角度が付けられていないギターにギブソンタイプ用のピックアップマウントリングを適用すると、ピックアップは弦と平行にならないことは容易に理解出来ると思います。
手持ちギターでは、少し前のエントリーに書いた通りGrover Jackson PC-1がそうした状況だったのですが、STEINBERGER GM4TA/4-12A-W Guitarも同様でした。
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リヤ・ピックアップ部分を拡大すると・・・
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ご覧の通り、ピックアップのブリッジ側とネック側では、弦との隙間が異なっています。
STEINBERGERのWネックギターは同等のギターは存在し得ない程懲りまくった耕造のギターですが、ピックアップマウントリングは構造に適合したタイプではありません。
まぁ、この程度の傾きが音質に与える影響は、金型を新たに起こして適合したマウントリングを制作する必要性を感じさせるほどでは無いということだったのだろうとは思いますが、やはり気になります。
そこで、Grover Jackson PC-1同様マウントリングを交換することにしました。

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